2022/04/19 Updated by ![](/local-icons/nitta-email-tr.gif)
POV-Ray: Install on Mac M1 (arm64)
[Up]
![English](/local-icons/english-off.gif)
[お知らせ] 以下のインストール手順はユーザ名が 'nitta' の場合の例であり、各自のユーザ名に置き換えて読んでください。
[例] /Users/nitta/Documents → /Users/daVinci/Documents
- Mac M1 (arm64, macOS Monterey version 12.3.1) へ POVRay 3.7.0.9 をインストールする方法を説明する。
- Mac (M1, arm64) に対応した Povray のオブジェクトを
https://povrayunofficial.wordpress.com/
からダウンロードする。現時点の安定板である Version 3.7.0.9 を選択する。
必要なファイルは "PovRay3.7.0.9-universal app.zip" である。
![](povray_mac_m1_download01a.png)
![](povray_mac_m1_download02a.png)
- chromeブラウザの場合は、ダウンロードした "PovRay3.7.0.9-universal app.zip" ファイルがウィンドウ下部に表示されるので、それをクリックすると展開して PovRay3.7.0.9-universal app/ フォルダが作成される。
![](povray_mac_m1_download03a.png)
- (Optional)
ブラウザにもよるが、chromeの場合デフォルトでは 「ダウンロード」(~/Downloads, /Users/nitta/Downloads) フォルダにダウンロードされている。
Finder で 「ダウンロード」フォルダを表示して クリックしても展開される。
![](povray_mac_m1_install01a.png)
- 以下では「ダウンロード」の下に展開したフォルダの場所を移動し、/Users/nitta/Documents/PovRay3.7.0.9/ としたものとして話を進める。
![](povray_folder_mv01a.png)
![](povray_folder_mv02a.png)
[注意] POVRay3.7.0.9 のフォルダはなるべく Documents (=「書類」)の直下におくことをお勧めします。途中のパスに「日本語や空白を含む名前のフォルダ」が含まれていると正しく動作しない場合があります。
[注意] POVRay に処理させる .pov ファイルを置くフォルダも、途中のパスに「日本語や空白を含む名前のフォルダ」が含まれないようにしてください。
- Finder から POVRay 3.7.0.app をクリックして起動する。
![](povray_folder_mv02b.png)
- セキュリティのため、POVRay は起動できないという警告が出力される。
![](povray_mac_m1_install03.png)
- POVRayを起動できるように、「システム環境設定」から「セキュリティとプライバシー」の設定を変更する。
![](povray_mac_m1_install04a.png)
![](povray_mac_m1_install05a.png)
- 再び POVray を起動すると、警告がでることがあるが、この場合は「開く」を選択する。
![](povray_mac_m1_install06.png)
- "POV-Ray Unofficial Message Window", "Preferences for:" という2つのウィンドウが開くが、これらは無視して構わない。
![](povray_preferences_window.png)
- Povray の incluce ファイルが別zip になっているので、
https://povrayunofficial.wordpress.com/
からダウンロードする。現時点の安定板である Version 3.7.0.9 を選択する。
必要なファイルは "PovRay3.7.0.9-universal-Scenes-IncludeFiles-Docs.zip" である。
![](povray_mac_m1_download01a.png)
![](povray_mac_m1_download04a.png)
- chromeブラウザの場合は、ダウンロードした "PovRay3.7.0.9-universal-Scenes-IncludeFiles-Docs.zip" ファイルがウィンドウ下部に表示されるので、それをクリックすると展開して PovRay3.7.0.9-universal-Scenes-IncludeFiles-Docs/ フォルダが作成される。
![](povray_mac_m1_download05a.png)
- 以下では「ダウンロード」の下に展開したフォルダの場所を移動し、/Users/nitta/Documents/PovRay3.7.0.9_Files/ としたものとして話を進める。
このフォルダの中の include/ フォルダの位置を POVRay で設定しなければならない。
[注意] POVRay3.7.0.9_Files のフォルダはなるべく Documents (=「書類」)の直下におくことをお勧めします。途中のパスに「日本語や空白を含む名前のフォルダ」が含まれていると正しく動作しない場合があります。
[注意] POVRay に処理させる .pov ファイルを置くフォルダも、途中のパスに「日本語や空白を含む名前のフォルダ」が含まれないようにしてください。
- POVRay の実行中に、画面上部のメニューから "POVRay 3.7.0.x" → "Preferences" を選択する。
![](povray_mac_m1_preferences01a.png)
- "MegaPOV Application Prefrences" ウィンドウの "System Include Paths" に、POVRay フォルダのincludeフォルダを「Add」する。 追加できたら「OK」
![](povray_mac_m1_preferences02a.png)
![](povray_preferences03a.png)
![](povray_preferences04a.png)
- なんらかのエディタで ".pov"という拡張子を持つファイルを作成し、ファインダ上からダブルクリックすれば POVRayが起動するようになる。
- "/Users/nitta/Documents/class.2022/2proj/hajimete.pov" を作成して、クリックすると POVRay の Editor が起動する。
![](POVRay_editor.png)
- 画面上部のメニューにおいて "Render" → "Render" を選択すると、png画像が生成されて表示される。
この状態では画像ファイルとして保存されていないので注意。
![](TopMenuRender.png)
![](POVRay_render.png)
- POVRay の Editor ウィンドウのSettingsアイコン
をクリックして、"Image & Quality"で
"Image Type: " を "Don't Save" から "png"に変更する。"Render"をクリックすると、画像が生成されて表示されると同時にpngファイルとして保存される(hajimete.povと同じフォルダにhajimete.pngが生成されている)。
![](POVRay_editor2.png)
![](PreferencesForImageQuality.png)
macOS Mojave (10.14, 2018年9月リリース) 以降では、
~/Documents/
や ~/Downloads/
の下にプロセスが アクセスしようとするとセキュリティ制限がかかるようになった。
そのためPOV-Ray が ~/Documents/ の下に置かれたファイルに最初にアクセスするときに、
「POV-Ray に ~/Documents へのアクセスを許可しますか?」
というメッセージが表示されることがある。その場合は「OK」を選択すること。
状況によってはメッセージが表示されずアクセス禁止されたままになることがある。
その場合は、手動でPOV-Rayに「フルディスクアクセス権限」を与える。
「システム環境」->「セキュリティとプライバシー」->「プライバシー」
->「下の鍵のマーク」->「パスワード入力」
->「フルディスクアクセス」を選択してから「+」
-> 「フォルダの選択肢ウィンドウ」が表示される
-> 上のバーで「Macintosh HD」を選択してから、Command + Shift + "." で隠しファイルも表示する。
-> /Users/nitta/Document/POVRay3.7.0.9/POVRay 3.7.0.x.app を選択する。
画面の最上部のメニューバーの「POVRay 3.7.0.x」から「Quit POV-Ray Unofficial」を選択して、POV-Rayを一旦終了する。
POV-Rayを再び起動したときは、~/Documents
の下のファイルがアクセス可能になっている。